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Coffee Break Beatles No.66 「ポールの低音、ジョンの高音、ジョージの音楽センス」

ビートルズのボーカルの裏声ではない最高音はOh Darling!のレ(ポール)であり、最低音はI'm A Loserのソ(ジョン)であろう、ということは以前書いた。
解散前の1970年のポールのソロアルバムMcCartneyまで含めれば、最高音はMaybe I'm Amazedのファ#である。

では、ジョンの最高音はどうだろうか。
私がざっと見回したところ、Happiness Is A Warm Gunのラではないかと思われる。
ジョンは初期のうちからソは頻繁に出していて、ポールのシと合わせた3度のハーモニーがとても美しい。

では、次にポールの最低音はどうだろうか?
おそらく、All My Lovingのミだと思われる。
普通ミなどは男の声として当たり前の領域だが、ポールはやっとこさ出しているのである。
本当にやっとこさであり、声量もなく音程も不安定になってしまっている。

この曲、ポールとしてはもっと高いキーで歌いたかっただろうが、
出だしF#から始まり階段状に下りて行くベースラインがEまで下がるのがポイントなので、このキーになったものと思われる。

ところで、このAll My Loving。あまりに有名なジョンによる3連符のリズムギターは本当に素晴らしい。
しかしベースラインも素晴らしい。
初期の頃はモノラル重視のため、ステレオ版においても片チャンネルは楽器、もう片チャンネルはボーカル、のようなミックスダウンになっていることが多い。
折角のAll My Lovingのアイデアがこれではつぶされてしまっている。
もう一度この曲を最新のステレオ録音で作ったら大変素晴らしい曲になるであろう。
ライブハウスのようなところで演るにもよい曲である。

私も20代の頃、バンドでこの曲を演ったことがあった。
メンバーの関係で、私は3連符を弾きながらボーカルをとることになった。
マスターするにはかなり時間がかかった。
頭で考えているうちは、この2つの作業は両立しない。
ロボットのように3連符を弾くような状態になって、やっとボーカルができるようになった。

ジョージ・ハリスンの音域はどうだろうか。
私はまだ真剣に調べたことがないのでなんとも言えないが、おそらくはそう高くも低くもない音域であろう。
ジョージは、初期はジョンやポールほど積極的に曲を作っていなかったが、音楽的センスはかなり高かったと思われる。
ハーモニーやコーラスにおいても難しいパートをしっかりこなし、立体的なボーカルサウンドの立役者だった。
前にも少し書いたが、ジョージの作曲でポールのベースのアイデアが加わったものが、かなりな名曲になっていたので、Harrison-McCartneyというクレジットでもっと一杯作ってくれたら、すごい名曲がもっとたくさんできていたに違いないと思う。
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テーマ : ビートルズ関連
ジャンル : 音楽

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酒と冒険と音楽をこの上なく愛し波乱万丈の人生を送るB型です。
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