後輩小保方晴子さんと早稲田大学

みなさまこんばんは。
今日の(7/28)のご訪問者数がなんと3百数十名を数えました。
これまでの最高記録が218人だったので、驚異的な更新です。
「NHKスペシャル STAP」で検索しましたら、4ページ目に出てきました。
多くの一般の方(FC2会員以外の方)に訪問いただき、とても感謝しています。

大学の話題というのは書くのに勇気が要ります。
でも当たり障りないことばかりを書くのは僕の意にも反します。
思い切って書きます。熱き思いを込めて。
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昨日のNスペの記事は、番組を見終えてすぐ、怒涛のような勢いでPCを打った。
下書きとかそんなのは全然ない。思いのたけを打ちまくった。
その思いが多くの方の訪問につながったのならうれしい。

今回のSTAP問題の原因は特定の1つに絞られるのはない。
小保方さんも悪い。笹井さんも悪い。理研も悪い。国策も悪い。そして出身大学である早稲田も悪い。
多くの原因が複合して起きた「複合汚染」と言えるだろう。

僕はSTAPの報道が始まって間もない頃の割烹着やムーミンの絵やおしゃれ・・といったことに違和感を感じていた。
もちろんそうしたことはあってもよい。でもそれが研究のアピールの大きな要素になるわけはない、と感じていた。
なぜなら、真の研究とは研究自体が興奮なのだから。
研究者は自分の信念に則ったことを着実に進めることそのものが喜びであるはずだ。

ノーベル賞の田中耕一さんは受賞後言っていた。
「何がうれしいって、のぞみ型新幹線に乗れるようなったことです。」「受賞したからちょっとしたデジカメを買えそうです。」「晩酌には毎日350mlの缶ビールです。」
研究者とは研究そのものが喜びなのである。

小保方晴子さんは早稲田の後輩である。
僕はネイチャーのpdfをある方を通じてすぐに読み、その素晴らしい論法に涙を流して喜び、早稲田にこのような輩がいたことがとてもうれしかった。
そして今、手放しには喜べなくなってしまった。いやそれどころか憂うことばかりになってしまった。

しかしである。
僕は後輩である小保方さんを見捨てたりはしない。
なぜなら僕は今でも早稲田を信じ、愛しているからだ。

18の春、僕は東大に落ちた。
結構それ一筋に頑張ってきたつもりだったが、しっかり落ちてしまった。
東大に落ちた多くの友人が迷わず浪人を決めたのに対し、僕は迷わず早稲田に進んだ。
なぜなら、早稲田は人間を育てるところ。
専門の研究は大学院以降だって十分間に合うだろう。

東大に進むために1年を棒に振るなど到底考えられなかった。
そこで誓った。
僕は早稲田の4年間(結局修士まで含め6年居た)、できうる限り勉強し、そして遊び、人間性を高めよう、と。
学業も研究も遊びお含め、東大出の人間には決して負けまい、と誓ったのであった。

僕が早稲田の修士の時代、僕は学部生の指導にも心血を注いだ。
僕を指導する教授の授業では、僕はteaching assistantとして学部生を指導した。主に化学の理論の授業なので。
考え方が重要なので、記述式の演習では一人ずつしっかり指導した。
受講生の中にはサークルの後輩がいたりして、そしてよくできたので、うれしかったものだ。

学び舎としての早稲田。
それが今、小保方さんの博士論文では随分地に堕ちてしまった。
でも一事が万事とは信じたくない。

僕は早稲田の修士を卒業した後は企業に就職した。
そして28~30歳の時、企業からの研究生として東大の研究室に属し、大学院生と一緒に研究を行った。
東大は東大でやはり素晴らしかった。
著名な教授を通じての人脈や研究のつながりができる。
東大生の数々とも随分話し込んだ。単なる頭デッカチの人達ではなかった。

東大でお世話になった先生はその後東工大へ移籍し、僕はそこで論文博士を取得した。
博士論文を書く時には会社に戻っていたので、会社の仕事をしながらの論文作成であった。

博士論文というのは博士論文を書くだけではない。
その前段となるべく既発表の論文が一定数以上ないといけない。
例えばSTAP細胞の博士論文を書くには、既にいくつかの論文に出していなくてはならず、それを取りまとめるのが博士論文なのである。
よって、博士論文というのは一定領域の学問領域を開拓し系統立てた人間の証しなのである。

僕は企業に属しながら個別の論文の投稿、そしてそれが終わると本論文のまとめ、ということで、2年くらいは全ての遊びを絶ち、研究と論文書きに没頭した。
論文の審査の過程では何度も東工大に通った。
子供たちからは「論文オタク」と言われた。(なかなかいいネーミングだね(^^))

僕に言わせれば博士論文にはコピペなんていう発想が持ち込まれる下地など微塵もない。
作曲と一緒である。
曲を聴いた人が「あれこれどこかで聴いたような曲だなあ」と思わせるような曲を提供することに作曲家は喜びを感じるだろうか?

なのにそうなってしまっているということは、研究が研究ではなくなってきているのではないか。

2001年、43歳の夏、僕は大岡山の1室で工学博士の授与を受けた。
授与式を仕切っていた先生がおっしゃった。「この中で一番ご年配の方、一言お話しいただけないですか。」
すると、50代くらいの方がお話しを始めた。もう感無量で、涙を流しその喜びを話されていた。僕もつられて涙が出てしまった。

小保方さん、
道は険しいけれどまだ若いからやり直そう。
道端に可憐に咲く、地味だけど美しい雑草のように。
研究の喜びは研究そのものにあるということ。
まずそれを培ってください。

僕は、早稲田、東大、東工大という3つの大学で学べたこと、幸せでした。

P.S.
昨日の夕食です。
金目鯛の煮付け、超うまかったですよ。


そして今日もまたスイーツ。パイナップルのくり抜いたところにフルーツとクリームがふんだんに(^^♪
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テーマ : 思うこと
ジャンル : 学問・文化・芸術

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鍵コメさん

こんばんは。
ありがとうございます。
でもそんなこと決してありません。
鍵コメさんこそすごいではないですか。いつも尊敬しています。
後ほどお邪魔しますね。

No title

 一所けんめ生きて来たんですねえ。頭がいいって、そう言うことだと思います。
 私は楽していかにいい生活をするか、それしか考えていませんでした。
 今はいまさらですが、そうなるまいと思っています。

ひねくれくうみんさん

こんばんは。
ありがとうございます。
懸命にやってきただけですよ。
ひねくれくうみんさんのこれまでの人生も本当に素敵だと思います。
これからも素敵に生きて行ってくださいね。

No title

ST Rockerさん、こんばんは。
ST Rockerさんの母校への熱い思い、
すごく伝わってきましたよ(*^_^*)
小保方さんには、今回のことを糧に頑張ってほしいですね。

それにしても、ST Rockerさんって、本当に凄いなぁ!!
高校時代、先生のお情けで化学、物理、数学、地学といった
超苦手な理系教科を落とさず(落ちる寸前^^;)ナントカ、すり抜けて
こられたポテ子にとっては想像もできない世界です(^_^;)

そして、今日の記事、ST Rockerさんらしいなと思って拝見しました。
ST Rockerさんは絶対男性でしょうね・・・というか、女性というのが
ブログ拝見してる限り、イメージできません(笑)
私はやはり女性を選びますね(*^_^*)
理由は女性の方が自由な視点でモノが見れそう♪
そして、お洒落も楽しみたいから(笑)
多分、ポテ子が男性に生まれ変わったら、結婚しないで
好き勝手に生きてそうだなぁ(^_^;)

ポテ子さん

こんばんは。
いつもこうしてポテ子さんから元気いっぱいのコメントいただくと、僕のほうもとても元気が出ますよ。

まずは僕の母校への熱い思いと小保方さんへのエールを感じ取っていただきうれしいです。
ほんとに彼女には再起を願いますよ。
一緒に応援してくださいね。

ポテ子さんは謙遜されますが、僕は結構鋭い方だという印象を持っています。
物事の捉え方と表現の仕方、鋭いですよ。

今日の記事の記事のこともありがとうございます。
そうでしょ、僕は男性の要素がほとんどだと思います。
男性らしいことも、そして男性ゆえの弱いところも、ポテ子さんお見通しじゃないかな(^^;

ポテ子さんはやはり女性ですね。
わかりますよ、自由な視点。

「もしも僕が女性だったら・・・」の戦略。ポテ子さんになら話しちゃうかもですよ(笑) 死ぬ直前にですけどね。
プロフィール

ST Rocker

Author:ST Rocker
ビートルズ解析ブログへようこそ!
つくば-千葉-さいたま の三角形を行き来していますす。
モットー:理系なのに熱く音楽、政治・経済を語る。
酒と冒険と音楽をこの上なく愛し波乱万丈の人生を送るB型です。
ご気楽にコメントください。

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